「最近、首や肩がこる」
「頭痛が抜けない」
――そう感じると、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは“スマホの見すぎ”“デスクワークのせい”。

もちろんそれも原因の一つですが、実は意外な落とし穴があるのをご存じでしょうか?

それが “呼吸” です。

首で呼吸してしまうとどうなる?

本来の呼吸は、横隔膜という大きな筋肉を中心に行われます。

しかし姿勢が崩れたりストレスで自律神経が乱れたりすると
横隔膜が十分に動かなくなり、**浅い「胸式呼吸」**がクセになってしまいます。

胸式呼吸では、首まわりの筋肉(胸鎖乳突筋・斜角筋など)が代わりに働きます。

これらは呼吸補助筋と呼ばれ、本来は「非常時」だけ活躍する筋肉。

それが日常的にフル稼働してしまうと、首や肩の張り・こりが慢性化し、やがて頭痛まで引き起こしてしまうのです。

なぜ秋に呼吸の乱れが起きやすいのか?

秋は、体調を崩す要因が重なりやすい季節です。

・気温差:朝晩の冷え込みで体が縮こまる
・気圧の変化:台風シーズンで自律神経が揺さぶられる
・運動不足:夏の疲れで活動量が落ちやすい

こうした要因が呼吸のリズムを乱し、首で呼吸するクセを助長します。

つまり「首こり頭痛が秋に増える」のは、季節要因+呼吸の乱れが大きな関係を持っているのです。

呼吸と姿勢の関係

呼吸の質は、姿勢と切っても切れません。
背中が丸く、骨盤が後ろに倒れた状態では横隔膜が動きにくく、胸式呼吸になりがち。
逆に、骨盤を立てて胸を軽く開くだけで、横隔膜がスムーズに働き、深い呼吸ができるようになります。
さらに深い呼吸は、自律神経を整える効果もあり、結果として首や肩の筋肉の緊張を減らすことにもつながります。

自宅でできる簡単ケア

・姿勢を整える:イスに座ったらお尻を少し後ろに引き、骨盤を立てる
・呼吸リセット:鼻から4秒かけて吸い、口から8秒かけてゆっくり吐く
・肩の力を抜く:吐くときに「肩の重さを床に預ける」イメージを持つ

これを数分繰り返すだけでも、首まわりの緊張が和らぎ、頭の重さがスッと軽くなる人も多いです。

31caratでできるサポート

薬院メディカル整体【31carat】では、理学療法士が呼吸・姿勢・筋膜・関節の動きをトータルにチェック。

単なるマッサージではなく、**「なぜ首や頭に負担がかかっているのか」**を一緒に明らかにしながら施術を進めます。

「肩こりが当たり前になっている」
「天気が悪いと頭痛薬に頼ってしまう」
そんな方にこそ、呼吸と姿勢から身体を見直す整体をおすすめします。

🍂 秋の不調は“呼吸の質”を整えることから。
首こりや頭痛に悩む方は、ぜひ一度ご相談ください。